マジック・エンジェルほたる
「…そんなこときいたこともないわよ」
「ええっ?!でもさぁ、女性雑誌の『ティーンズ・エイジ』っていうのの占いコーナーにのってたもん!」
セーラはやたら呆れてしまった。ひどく虚しくもあった。
「…あのねえ、蛍ちゃん。占いだとかオマジナイとかはほとんど嘘なの。デマでしかないのよ。だいたい少し考えればわかるでしょ?”牡羊座のO型の今月の運勢は?”とかいうのだって”牡羊座でO型の人間”なんて何百万人もいるのよ。その何百人もの人間がすべて”恋はちょっとダメ”だったり”勉強はまぁまあ”だったりとかすると思ってるの?
そんなわけないわよね?それと…頭の悪い女の子の方が可愛い…なんていうのもデマね。誰だって「頭のいい女の子」の方が魅力的だとおもうんじゃないかしら?蛍ちゃんみたいに考えている女の子がいるとしたら、それはただの怠惰っていえるわね」
「タイダ…ってどういう意味っ?また英語っ?」
セーラは首を少し振って、
「怠惰…。つまり怠けて努力しない。あなたは、お勉強をする努力をなまけているだけなのよ!」
「へん」蛍は癪にさわった感じで顔をそむけて、次の瞬間、セーラをキッと睨んで、
「…もおっ。いいからさっさと行くのよ!」
と低い声で、もう一度、命令した。「そうしないと…封印なんて絶対にしないからね!」 セーラは「……う」としばし絶句して、それから「…わかったわよ」と情ない声でいった。本当に情なかった…。というより少しだけ腹立たしくもあった。なにも命令されたからではなく、蛍という少女のメンタリティの低さが情なく、また悲しかったのだ。
どうして蛍ちゃんって、こうなのかしら?
妖精セーラの姿は、答案用紙に目を通している同級生たちには絶対にみえない。それをいいことに、蛍は、セーラに「同級生たちの答案を覗き見て自分に教えるように」命令したのだ。恥知らずなオポーチェニズム…いやたんなるシェイムレスネス(恥知らず)もここまでくると絶賛に値する。…限りなく低レベル…だ。
もぉ、なんで私がこんなことしなくちゃならない訳…?妖精セーラは愚痴を呟きながらも、「お馬鹿さん」に答えを伝えまくった。
「……なにかしら?あれっ」
由香は、フト、妖精の姿や存在に少し気付いて独り言を呟いた。
・
「ええっ?!でもさぁ、女性雑誌の『ティーンズ・エイジ』っていうのの占いコーナーにのってたもん!」
セーラはやたら呆れてしまった。ひどく虚しくもあった。
「…あのねえ、蛍ちゃん。占いだとかオマジナイとかはほとんど嘘なの。デマでしかないのよ。だいたい少し考えればわかるでしょ?”牡羊座のO型の今月の運勢は?”とかいうのだって”牡羊座でO型の人間”なんて何百万人もいるのよ。その何百人もの人間がすべて”恋はちょっとダメ”だったり”勉強はまぁまあ”だったりとかすると思ってるの?
そんなわけないわよね?それと…頭の悪い女の子の方が可愛い…なんていうのもデマね。誰だって「頭のいい女の子」の方が魅力的だとおもうんじゃないかしら?蛍ちゃんみたいに考えている女の子がいるとしたら、それはただの怠惰っていえるわね」
「タイダ…ってどういう意味っ?また英語っ?」
セーラは首を少し振って、
「怠惰…。つまり怠けて努力しない。あなたは、お勉強をする努力をなまけているだけなのよ!」
「へん」蛍は癪にさわった感じで顔をそむけて、次の瞬間、セーラをキッと睨んで、
「…もおっ。いいからさっさと行くのよ!」
と低い声で、もう一度、命令した。「そうしないと…封印なんて絶対にしないからね!」 セーラは「……う」としばし絶句して、それから「…わかったわよ」と情ない声でいった。本当に情なかった…。というより少しだけ腹立たしくもあった。なにも命令されたからではなく、蛍という少女のメンタリティの低さが情なく、また悲しかったのだ。
どうして蛍ちゃんって、こうなのかしら?
妖精セーラの姿は、答案用紙に目を通している同級生たちには絶対にみえない。それをいいことに、蛍は、セーラに「同級生たちの答案を覗き見て自分に教えるように」命令したのだ。恥知らずなオポーチェニズム…いやたんなるシェイムレスネス(恥知らず)もここまでくると絶賛に値する。…限りなく低レベル…だ。
もぉ、なんで私がこんなことしなくちゃならない訳…?妖精セーラは愚痴を呟きながらも、「お馬鹿さん」に答えを伝えまくった。
「……なにかしら?あれっ」
由香は、フト、妖精の姿や存在に少し気付いて独り言を呟いた。
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