恐い‥けど好き..




立ち上がり

皆に食後のコーヒーを出した

不良もどきは飲めないらしく

カフェオレにして出した


少し疑問に思って

真正面にいる不良もどきに

話しかけた

「そういえば、不良もどきは学校いかなくていいの?」

不良もどきは顔を歪ませながら

アタシの問い掛けに答えた

「それオレの事?」

素直に頷くと

明らかに不機嫌な声で

アタシに説明しだした

「オレは不良もどきじゃねぇ、ちゃんと柳 春都(やなぎ はると)って名前があんだよ!」

「春都?へー‥よろしく〜」

「お前なめてんだろ。」

「ぅわー‥ご飯つくって食後にカフェオレまで出してあげたアタシにそんな事言えるんだ?」

「ゔ‥‥‥あ‥りがとな‥‥」

アタシはニッコリ笑って

不良もどき‥ぢゃなかった

春都に話しかけた。

「いーえ。」


アタシと春都のやりとりを

見ていた3人のうち

東城一夜以外の2人が

声をそろえて話した。


「「春都が女に負けてる」」


春都は少し悔しそうに

舌打ちしてからそっぽを向いた

アタシは勝てた?ような

優越感に浸りながら

ソファーに座り

皆もソファーの近くに来た






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