恐い‥けど好き..



――ガラ‥


「あ、真香」

「馬緒?!おはようッッ早いね!体調だいじょうぶ‥?」

「うん全然だいじょうぶ」

「そっか良かったぁッ」


「心配してくれてありがとね。メール嬉しかった」

「へへッッ!なんか照れるッ」

なんて会話を続けていると

いきなり教室がざわついた

真香とアタシは少しびっくりして

皆の視線の先を見る、

そこには一夜が居て

教室に入ってきていた。

一夜はどんどんこっちに来る

アタシの隣の席に腰を降ろし

すぐに机に伏した

真香が耳打ちしてくる

「馬緒‥大丈夫‥かなぁ?」

「うーん‥多分。」

なんて会話をしていたら

ドアに春都・修治・正巳が

立っていた

アタシは一夜に話しかけた

「一夜、正巳達きてるけどいーの?」

一夜は身体を起こして

アタシの方を見て言った

「めんどい」

「待ってるみたいだよ行ってあげれば?」

「行かないとダメなわけ?」

「友達は大切だよ?」

一夜は少し考えてから

席を立って話してきた

「‥分かったよ」

一夜の背中に向かって話かけた

「授業始まるまでには帰ってこないとダメだよ?」



一夜は無言で行った。










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