恐い‥けど好き..

感情交錯






―――――――ガチャ‥パタン



「ぁあ゙〜‥やっちゃった‥」


一人、自己嫌悪に浸り中。


なんで正巳に

抱き着いたんだろ‥

似てた‥‥‥‥んだよね

前の学校で虐められてた時

荒れてた時に

いつも助けてくれてた

あの人に‥‥‥‥‥‥

本当の名前は

教えてくれなかったな

マサって呼べって言ってたし

正巳‥‥‥マサ?


‥‥‥‥ありえないか。




なんて事を考えていたら

ふいに携帯がなった。

知らない番号からだった

少し不審に思いながら

電話に出た。

「はい。」

《番号かわってなかったんだな‥》

「‥‥誰?」

《‥分からねーのか》

「その声‥‥もしかして、マ‥‥」

言い終える前に

一方的に話されて切られた。

《今すぐ降りてこいボケが》


ブチッ――ツー―ツー――ツー‥

「あの声は、マサだよね‥なんで?‥降りてこいって‥え‥?」


不思議に思いながら

エレベーターに乗って

下まで降りていった。












視線の先には、まぎれもなく

―――――‥正巳が居た。








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