恐い‥けど好き..




落ち着いて一夜に話しかけた。

「‥一夜は‥悪くない。」

「‥俺は‥‥軽い気持ちで‥最低‥なんだ。」

「‥皆そうだった‥ゲーム感覚で暴力‥されてたし。」

一夜は少し震えてた‥

だから、強く抱きしめて言った。

「でも一夜は暴力しなかったし、逆に優しくしてくれたでしょ?服かけてくれたりしたし。」

「‥‥覚えてんのか?」

「‥何もしなかったの‥一夜だけだったから。」

「‥‥‥‥‥」

一夜からそっと離れて

向かい合って話しかけた、

「色々あって、逃げてきちゃったけど‥今は正巳も一夜も、皆いるから大丈夫だよ?」

そう言うと、一夜は

凄く真剣な目で話しかけてくれた

「‥絶対‥守るから‥約束する。」




アタシは少し笑いながら答えた

「‥‥正巳と同じような事、言ってる」


それから、正巳とアタシが

どうして知り合いなのか

アタシの過去の事も話した。

一夜は黙って聞いてくれた‥

全部、話し終わってから

一夜は頭を撫でてくれた。

なんだか、スッキリした‥



アタシは少しずつ

前向きになってる気がする










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