妄想日記
なんで、

あなたが謝るの?



それは、何に対する『ごめん』なの..?







「笑って」










―――――――――――――――笑って?



笑う?
笑うって?




「じゃあね」








そう言って彼は帰って行ってしまった。

その姿を後ろから私は見つめていた。
見えなくなってもなお、
見続けていた。







―――――――――――――――――――――



…痛い。
頬を引っ張ってみた。


「夢じゃ、…ない。」



え、

なんで、


え、



だって、



無理?



なにが?



え、



笑う?













もぅ、訳がわかんない。
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