親指の恋
「保健室いこ??」


私はドキドキで止まらなかった



心配してくれるのがこんなに




ありがたいなんて思ったことが



なかった




「我慢してないで早く言わないとー」



保健室に行きながら私を支えて



はなしかけてきた


「ありがとう、迷惑かけてごめんね」


「何言ってんだよ心配するだろ??」


ちょっと照れながら言うあなた


この時私はこんな素敵な人がいるなんて


って初めて気づいたよ




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