ダンディ★ライオンの秘密の恋愛講座
「最初、あんたには、人の心の柔らかい部分なんざ、言葉じゃ伝わらねえ。
 恋愛講座の名目で、想いを全部。
 カラダに刻んでやろうか?
 ……と思ってた」

「……刹那」

「だけども、さっき。
 あんたが演っているのを見て。
 居なくなったアイツが戻って来たかと思ったよ。
 血の通った人間を相手にしている気分になった」

 そう言って刹那は。

 とても。

 とても。

 優しい顔になった。

「朝は色々言って悪かった。
 ……あんた、優秀だよ」

 わたし達の他に誰も居ない楽屋で。

 服を半分脱がされて。

 これから何が起こるかなんて……

 どきどきしたけれど、刹那にだったら嫌じゃなかった。

 キスかな?

 それとも、もっと先のことかな?

 刹那にだったら……どこを触られても嫌じゃなかった。

 期待と不安がいりまじる中、刹那は言葉を続けた。

「……だから。
 あんたに、無理なことは、したくないんだ……本当は。
 だけど……悪りぃ。
 ごめんな」

 なんて、刹那は、わたしに謝ると、信じられないことを言った。

「兄貴。
 後は、頼む……」

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