【続】私の旦那様はエリート社長?!
私は紫音君から目を反らした。




「……ウソつくなよな」

紫音君はため息交じりでそう呟いた。




「……ウソじゃ、ないもん」


紫音君の冷たい視線が、容赦なく私に降り懸かる。




「……ウソつくなよ。なにもねーならそうやって泣いたりしねーだろ?」

紫音君は低い声でそう言った。
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