【続】私の旦那様はエリート社長?!
紫音君がからかうようにそう言った。




「……うるさい」


いいじゃんか別に。……泣いたって。




「兄貴から聞いたよ……親父さんのこと」


「……そっか」


「辛かったよな。……なんにもしてやれなくて、ごめんな」


「え?」


「……辛いのに、よく頑張ったな。お前はもう、充分頑張ったよ」
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