【続】私の旦那様はエリート社長?!
涙が止まらなくて、紫音の顔もみんなの顔もうまく見れなかった。




「私たちは、水野さんを許すつもりなんてない。……きっとみんなだって、そう思ってると思う」


桃子ちゃんはそう言って俯くと、唇を噛み締めた。




「……だったらなんだよ。梢は別に許して欲しくてあんなこと言ったわけじゃねーよ」


紫音君が低い声を出してそう言った。
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