あなたの心がほしい……。
彼女は一命をとりとめた。
あの後、僕は彼女の病院へ追いかけた。
そして目を覚まさずもう3日。
今日も僕は彼女の元へ…。
何でこんなことに…。
でも僕は引っ掛かっていたことがあった。
お見舞いには、たくさんの友達特に男がきていた。
でも、まだ両親や3日前にあったお兄さんさえ一度も来ていなかった。
忙しいんだろうか?
そういえば彼女は言っていた。
自分は“利用”としか必要とされていないと……。
そこで何か彼女にあったに違いないと思った。
沙「ん。」
少したって沙羅さんが目を覚ました。
京「沙羅さん!!」
沙「ど…して?」
京「………えっ?」
沙「ここどこ!?どうしてあたし、ここにいるの!!」
沙羅さんが頭を抱える。
京「沙羅さん、まだ体が!!落ち着いてください。」
僕は、彼女を抑えようと抱き締めた。
沙「……ないで。さわらないでよ!!」
それでも僕は放さない。
沙「汚いあたしにさわらないでえ!!」
彼女は僕を押した。