あなたの心がほしい……。
沙「やぁ…。やだあたしに触れないで!!京ちゃんが汚れる!!」
汚れる…。
彼女は自分のことを汚れてると言ったんだ。
京「沙羅さん!!大丈夫です。貴女は汚くなんかありません!!」
ポロッー
彼女の瞳から一滴のしずくが落ちた。
沙「…グスッ……ヒッ……フェ…。」
そっと彼女の頭を撫でる。
沙「京ちゃん―…。ごめんなさい…。あたしまだ…、
京ちゃんが好き…。」
京「……………。」
沙「急に言われても、困るだけだよね。ごめんなさい…。」
頭を深く下げ、俯いてしまった。
愛しい。
貴女が愛しいです。
ギュ―
京「僕も貴女が好きです…。もう、僕には貴女だけなんです―…。」
2人はそのまま唇を合わせた。
京「もう、放しませんよ。」
沙「うん。ちゃんとあたしを捕まえてて?」
沙「……あと、話すから。」
京「………えっ?」
沙「京ちゃんと別れてからの生活を話すから聞いて下さい。」
真剣な目でいう彼女にドキッとした。
京「はい。聞きますよ。」
そして沙羅はここまでの数日のことを話し出した。