エゴイズム。
すると、夏目は再び銃を構えて銃口を俺に向けた。

「じゃあ、スマートかつシンプルに用がない人には死んで頂かないとね」

その言葉を聞いたスーツを着た数人の男がコンパスで円を描くように俺を軸にして俺を囲んだ。

じりじりと俺との間合いを取りながら数人のスーツを着た男は銃を握りしめている。

すると、俺を囲むスーツを着た男達の背後から乾いた音が響いた数秒後にスーツを着た男の一人がひざを着いて横になって倒れた。

スーツを着た男達と夏目がそちらに気をとられている数秒、俺は袖に隠していた銃を手のひらに滑らせ、残りのスーツを着た男を撃った。

念をおすのはあまり気が乗らないが俺は殺し屋だ。
こんな動作は朝飯前だ。

スーツの男達はバタバタとドミノのように倒れてゆく光景はまるで人形のようだ。

美しくて大きな瞳が更に見開いて驚いている夏目の目の前まで移動し、俺は銃口を向けた。

「夏目君の作戦は失敗に終わってしまったらしいな、どうする??」

俺は銃口を夏目に向けたまま降参しろと遠回しに伝えると夏目はある疑問を俺にぶつけてきた。

「あなたの後ろにいる人はだれ??」

と夏目は呟いた。

俺は背後に生暖かい人の生命を感じた。




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