泣いた赤色、うたかたの青
あなたは、へえ、と思う。

そのほうが、


──切ない気がした。



「そのお話の中でね、人間と仲良くなりたい赤鬼は、

『心の優しい鬼の家です、お茶菓子もあります』という看板を家の前に出すのですよ」

「ああ、だからカフェの名前に……!」


あなたは納得してポンと手を叩いて、


そんなあなたにマスターは、

「私はこのお話とよく似た昔話を知っているのです」

そんなことを言い出した。
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