イジワルな俺様の秘密ライフ
ノックの音がした。
トントンというノックの音が。
ノックの音が……した。
ドンドンと少し荒くなったノックの音が。
そしてそれすら無視している先生に苛立つかのように、
ドンッドンッ
という音がした。
ノック……だよね?
もはや音というよりも塊。
部屋全体が震動しそうなくらいの。
「せ、せんせ……っ」
ノックの主は一体何が目的なのかわからないが、一向に鳴りやむ気配はない。
そして先生も鍵を開ける気はないらしい。
そうこうしているうちに、聞き覚えのある怒声が聞こえた。
「おい、変態教師! いつまでアヤと二人で話している気だ!!
連行したなら俺にも何か言えよ!!」
そう聞こえてきたのは大地の声だった。
「だい──」
私が鍵を開けようと、扉へ向かって立ち上がった腕を、先生が掴む。
「きゃっ!!」
突然伸びてきた手に動揺し、思わず叫び声を上げた私に、大地が反応する。
「アヤ!? 大丈夫かっ!?
うわっ!! なんだよお前ら、なにす──んぐっ……!」
「大地!?」