イジワルな俺様の秘密ライフ


そして海翔が、

なぜか得意げに、

そう、めちゃめちゃ得意げに、言った。



「いいでしょう、コレ。

キスマークの首輪」



良くないから!

ちっっとも良くないから!!



キスマークが首をぐるり一周なんて、

有り得ないからっ!!



涙目の私の耳に、シュウさんの「負けた負けた、ハッハッハ」という無駄に朗々とした声が聞こえ、

大地はヨロヨロと教室を出て行ってしまう。



「あ、大──」

名前を呼ぼうとしたけど、海翔に制止され。



耳元で囁くは悪魔の魅惑ヴォイス。


「なんのための首輪だと思ってんの?」



飾りじゃないんだよ? と凄まれ、声が喉につまる。



「なんなら、手枷足枷もつけようか」



つ、と伸びた指がきれいに私の手首を指さし、

不覚にも見惚れそうになる。



「あれ? 興味ある?」


「な、ないわよヘンタイッ!!」



キッと睨み付けても、全く迫力がないのが自分でもわかった。



それよか、海翔の猫被りの被り物が取り払われてて、

中身が解き放たれてるのが問題だッ!!


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