イジワルな俺様の秘密ライフ
「俺は、デートでどんなとこに行けばいいのか……何をすれば女が喜ぶかなんて、考えたことない……から」
それはいわゆる……
「もしかして、あたしが初恋……ってこと……?」
私の言葉に、
珍しく、というか、
今まで見たことないくらい、
海翔が真っ赤になった。
き、貴重過ぎでしょう!
その容姿で。
その頭脳で。
その運動神経……はまだ目の当たりにしたことないけど、
学園の王子様の座に君臨中の海翔が。
これだけ真っ赤になるのも貴重な出来事なのに。
その理由が、
まさかの初恋に、照れているからとか、
神様。
私をキュン死にさせる気ですか。
胸キュンすら、つい最近になってようやっと体験したというこの私には、
ちょっとこの心臓破裂するかもね的なハードルは、いくらなんでも高過ぎでしょう!!
「アヤみたいに、『王子様扱い』しないやつ、初めてなんだ。
普通に扱うやつは、学校にも家にもいなかったし。
お前だけだ、アヤ」
──今なら宇宙も飛べる。