イジワルな俺様の秘密ライフ


掲示板で乗り上げたりという、大変失礼なことをしちゃった相手と、

まさかこんな風に照れ合う日が来るなんて、思ってもみなかった。



平々凡々の私はまだまだ極上のオンナになれてないし、

一歩すら踏み出せたかなんて、わからないけど。



学校で、

寮で、

いつもありのままの私を見てくれて、

ありのままの自分を見せてくれて。



いろいろと言葉のすれ違いもあったし、

それを包んで余りある互いへの気持ちが、私たちにあるかはわからないけど。



それはこれから確かめていけばいいかな、なんて。



格好いいだけじゃない、不器用な海翔でちょっとホッとしてると言ったら、

本人には怒られそうだから、言わない。



海翔は私の百面相がいいと言うけど、

私は私の魅力がピンとこないように、

海翔も海翔の魅力には、気付いてないのかもね。



そして王子様の顔しか知らないみんなは、

今日海翔が自ら仮面をとるまで

気付かなかった。



私だけが知る魅力じゃなくなったかもしれないし、

それはちょっと寂しいけど。



でもまた違う魅力を、私だけが見れたりして。


この距離はやっぱりちょっと幸せ。


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