光る道
ハワイはやっぱり空気が違う。 日差しも強いけど…


さわやかな風と真っ青な海。


私はこの海が大好きだ。




ショッピングにエステ、ショーや島内観光…



日常生活から離れて、思いっきり遊んだ。     




「やっと笑えるようになったね!」



買い物から帰る途中、洋子が言った。




「えっ? ずっと笑ってたじゃん。」



「無理してた! 私が分からないと思ってたの?」



笑いながら、彼女が言う。


「やっぱり… 見抜かれてたか… 自分では、吹っ切ったつもりだったんだけどなー…」



青い空を見上げながら言った。



「別に無理に吹っ切らなくても、いいんじゃない?
 時間が解決してくれる事もあるよ。」



さらりと言ってくれた。



「うん・・・ ありがと・・・」



「じゃあ、新しい出会いを求めて、ビーチにでも行く?」



洋子のテンションが上がる。



「えー! もう水着には、なれないよー。」



「何言ってんの! 外人さんを見てごらん! 私たちのお腹ポッコリなんて、可愛いもんよ!!」



自信たっぷりの洋子の言葉に、爆笑した。


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