君の名前


「会いに行けばいいだろ。斜め前なんだし。」


そうだ、気になるなら会いに行けばいいだろ。


こんなところで待ってないで、直接アイツの家までいけばいい。


そうすれば、この妙なモヤモヤも晴れるだろう。


「吉にぃに言われたくない」


俺の頭の中を読んだのか、妹はもっともな台詞を言う。


会いに・・・。


「・・・・はぁ」


自然とため息がでた。
< 124 / 128 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop