Believe~奇跡の鼓動~
「すいませーん!」
なっちゃんが一言呼ぶと、店員のお姉さん達が待ってましたと言わんばかりに、我先にと走ってきた。壮絶バトルを制した店員のお姉さんは、注文をききながら、なっちゃんとハルくんを交互に見つめてぽうっとしている。
注文ちゃんときいてたかな、と思ったけど、復唱されたものは完璧だった。
お姉さんは「すぐにお持ちします」と、とびっきりの笑顔を残して厨房へと入っていった。
ふとまわりを見ると、店内の女子の視線はこの席に釘付け状態。
最強の二人が揃ってるからね、花菜の目がそう言ってる。
「お待たせいたしましたー!!」
早っ!!ってか、全然待ってませんけど!?
笑顔で戻ってきたお姉さんは、
「お焼きいたしましょうか?」と、なっちゃんとハルくんに笑顔を向けた。
「いや、自分達で焼くからいいっす。」
「では、なにかありましたら、いつでもお呼び下さい。」と言うと、少し残念そうにお姉さんは下がっていった。
ふと、男子二人のタネをみると、豚やら海鮮が山盛りてんこ盛り状態。
ええ!?どんだけ良心的なのこのお店!!
二人の実力を改めて思い知ったあたしと花菜だった。