裏表プリンス



そう言って私は脱衣所に向かい洗濯機から脱水まで施された洗濯物を取り出し、庭にある物干し竿に掛けていく。

駄目だ、1週間会えないと思ってたから嬉しさで顔がニヤける。

良いのかな?今回の事は勿論、アドの件と言いこんなにラッキーな事が続いちゃって本当に良いのかな?

でも誰にも会ったり言ったりしなければ周りにバレたりする事はない訳だし……



「まぁ大丈夫か」

「…………何が?」

「わ!!ビックリしたー、別に何でもないわよ。てか、どうかしたの?」

「暇だからオモチャで遊ぼうと思って」



……あ。
私自分が煉のオモチャだって事、今の今まですっかり忘れてた。

しかも今、名前じゃなくて『オモチャ』って言われたのが凄くショック。



「ま、待って!!私まだ遣る事ある……!!」

「無理。つかオモチャに拒否権ナシだって何度も言ってるだろ」

「や……だっ……!!」



抵抗するも、腰にしっかりと腕を回され強引に唇を塞がれてしまった。



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