俺をオトしてみろよ。~愛しのドクターさま~



何故か嬉しそうに話すお母さんは、手早くちりとりにゴミを入れる。




「でもこれからまた仕事に戻らなきゃいけないから、柚、夜ご飯よろしくね?」



「分かってる!美味しいご飯作って待ってるから、仕事頑張ってね!」




お母さんがホウキとちりとりを片付けたのを確認し、あたしは夜ご飯を作りに台所に向かう。


…はずだったのに、お母さんの言葉によって、その行動は阻止された。




「そうだ!柚、言い忘れてた事があったんだった!」



「どしたの、お母さん?」



「今日はお父さんとお母さんと柚の三人分じゃなくて、四人分作っておいてね?」




「じゃ、行ってきます」と言い捨てて、お母さんはそそくさと仕事に向かった。



…何で、四人分のご飯がいるんだろう。ま、いっか。




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