Milky Way
私は自分のことを童話のヒロインだと勘違いしていたのだろう。



素敵な恋愛をして、今まで味わったことのない非日常の世界へ連れて行ってくれる素敵な王子様をいつだって待っている。


辛い時こそ期待をして…シンデレラだってそうだったでしょ?


待って、待って、ずっと待っていたって…どんな時も現れなかったのに。


それでも信じ続ける。


それがお姫様。




私はきっと本気の恋をまだ知らない。


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