love you…
バレンタイン2日前の金曜日。

みんなが来る前に学校に来た。

理由は一つ。

大好きな彼の机の中にチョコを忍ばせるため。

直接渡すのは恥ずかしいでしょ。

チョコと一緒に手紙も入れておいた。

返事がなかったり振られたりしたらきっぱり諦めるつもり。

だってそれしかないでしょ。




無事、机の中に入れ終えて自分の席で読書をする。

「羽依(ウイ)、おはよ。今日は早いね。」

笑いかけてくれるのは流花(ルカ)。

あたしの親友。

「流花は作った?」

「もちろん。羽依は?あげる決心ついた?」

あたしが好きな彼は彼女の幼なじみ。

「もう、入れたよ。」

「気付くといいね。」

「そうだね。」

彼女と笑いあった。
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