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好物を沢山作ってくれた事と

妊娠しているかもしれない事と

今一緒に居たいと思う人が母じゃない事と


罪悪感全て含めて



「ごめんね、また来るから」



事実を隠している娘に母は



「ちゃんとご飯はしっかり食べるのよ!寒いから気を付けてね」




いつでも行き来出来る距離に住んでいるのに


近いからいつでも帰れる!


そんな気持ちから足を運ぶのを疎かにしていた実家を

母の温かい言葉を受けながら

慎司が居る2人の部屋へ戻る事にした
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