本屋の花子〜恋をしたら読む本〜

「小池さん返事は?」


「花子の答えは後程しますよ」


「後程ですね待ってます」


ハッキリ言っていいかしらっ。



まっさん貴方が好きなんです。


って言えなかったです。



その後はカラオケ「ピンポンピン」で帰っていない5人程の「松本の会」メンバーと合流。



皆優しいですよ。


何にも聞かないで、ただ騒いでいましたよ。



まっさんは、当たり前の様に花子の隣に何故か反省の色を顔に浮かべて静かに笑っていました。


花子は何だかその感じが空気の様で心地良い幸せを感じてしまっていましたよぉ。



でもね。


答えはまだ花子には見つけられません。



「グゥ〜」



ん?



まっさんよ。


お願いだから花子の膝を枕に寝ないでおくれよ。


何してるんぢゃ



花子は思わずまっさんの頭を平手打ちにして振り落としていました。



アカンは慣れてないんよこんなスチュエーション



振り落とされても起きる気配の無いまっさんを見ていると。



可愛かったりします。



な訳ないやんか


メタボでチンマイ目でオマケが付いて、俺様な偉そうな態度。



花子まだ貴方の物じゃないのよ。



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