チョコレート*キス [短編]
「圭ちゃ・・のっ・・・ばかぁ・・!!」
「なんだし、いきなりばかって。どーせ俺は女心も分かんないようなばかですよ。・・・言ってくれなきゃ分かんないよ、りぃ。」
圭ちゃんだって、言ってくれないじゃん。
「圭ちゃ・・だっ・・・てっ!全然・・言ってくれない・・・!」
「え・・・?」
圭ちゃんは、びっくりしたような表情をしている。
「なにも・・・言ってくれない・・・。」
やっと、涙が止まってきた。
ちゅっ
圭ちゃんが、まぶたのところに優しいキスを落として、大きな手の親指で涙を拭ってくれた。
「・・・圭、ちゃん?」
ぐいっ
「わっ!」
ぎゅーっと抱きしめられる。