チョコレート*キス [短編]
「ううん。りぃにはなんでもばれちゃうんだ。さっきだってそうだよ。」
「さっき?」
「うん。自分ではそんな気なかったのに、機嫌悪くて・・・りぃに当たってた。ごめん。」
え・・・?
「じゃあ、私に飽きたからそっけなくなってたんじゃないの?」
「うん。りぃに機嫌悪いの当てられたから、余計に機嫌悪くなっちゃって・・・。」
はい・・・?
「ってゆうか、やっぱり機嫌悪かったんじゃん。」
「だってりぃは俺のことほんとに好きなのかなって思って・・・。好きとは言ってくれるけど、いっつも俺が言ってるからりぃも言ってるみたいな感じだったし。」
こんなに弱気な圭ちゃん、初めて見た。
「圭ちゃん、ほんとにばかだね。」
「おう。女心も分かんないようなヤツだって言っただろ?・・だからってりぃに当たることないよな・・・ごめん。」
「もういいよ。」
もういい。
圭ちゃんは私のこと好きなんだって、分かったから。