チョコレート*キス [短編]




・・・そして私は今なぜか、圭ちゃんの膝の上にいる。



「圭ちゃん、」

「ん?」

返事をした圭ちゃんは、さっきのことが嘘のように笑顔だ。




「私のこと、飽きたんじゃないの・・・?」

「は。」


目が点って、きっと今の圭ちゃんみたいな表情のことを言うんだろうなぁ。



「だ、だって・・今日なんかそっけなかったし・・・。機嫌が悪いんじゃないなら、私に飽きたのかなって・・・。」



そう言った私に固まる圭ちゃん。
やっぱり飽きちゃったの・・・?



「・・・ふっ。」

「なぜ今笑うっ!?超真剣なのにっ!!」


意味が分からない。




「ごめん、ごめん。りぃが可愛すぎて。」


話がまったく繋がってないし。



「ばかにしてる?」

「してないよ。りぃは俺のことなんでも分かっちゃうからさ。」



「・・そんなことないよ?」


圭ちゃんのことなんでも分かるなら、今だってこんな思いしていない。






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