太陽に輝く君 -夢空-



海に着くと、
アクセサリーショップの
おじさんに会った。



「あの時の…。続いてるんやなっ。おっさん嬉しいわ!」


犬を散歩させながらあたしたちに
そう話してくれた。


そういえば……。


「おじさんっ。
見てください」


あたしにいきなり言われて
おじさんは少し驚いたみたいだったけどあたしの見せた胸元のペンダントに顔をほころばせた。



「着けてくれてるんな」


「はいっお気に入りです」


「そや嬉しいな〜。
お兄ちゃんもしかしたら甲子園出てたやろ!!」


おじさんは新鮮そうに目を輝かせながら隼翔に尋ねた。


「はい」




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