太陽に輝く君 -夢空-
待つこと10分。
その間は2人とも無言。
何も言わずに手をつないだまま
そのお店の中で立っていた。
「できたよ,ありがとうね」
そういった店員さんは
50歳くらいのおじさん。
すっごい優しそうだった。
商品を受け取ると
お礼を言って2人でまた砂浜に
歩き始めた。
今度は砂浜に入らず,
海岸沿いを歩いて
海岸沿いにあるベンチに腰を下ろした。
もしかしたら隼翔が
あたしに配慮してくれたのかも
しれない‥なんて思いながら
隼翔の隣に座った。
「初めてのプレゼント」
そう言われ首に付けられてのは
シンプルなペンダント。
それが嬉しくて嬉しくて。
「ありがとう」
と隼翔にお礼を言った。