僕と君との境界線【BL】
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痛い…。
痛すぎる…。
橘のバカ野郎…。
「起きた?」
僕が完全に意識を手放してから、次に目を覚ますまで、ほんの数十分だったらしい。
壁にかけられた時計の針が、それを証明していた。
初めに目に映り込んで来たのは、もちろん、桃井だった。
それから、白いシーツに、ベージュ色の壁。
本日、2度目の保健室だった。
ゆっくりと身体を起こすと、ギシギシと身体が悲鳴を上げた。
殴られた時こそ、わからなかったものの――…かなり、痛い。
桃井はベッドに腰かけた。
僕の唇に貼られたガーゼを取り換えるためだ。