僕と君との境界線【BL】
「みんなは…?」
「橘君は、みっちゃんに耳を引っ張られながら帰ったかな…。ユキは…妹は、呆れて家に帰ったよ」
くすりと、桃井は笑った。
「イテ…橘の奴…見かけどおりの力なんだ…」
「みたいだね…」
取り換えられたガーゼは、赤黒く血に染まっていた。
うわ…、グロい…。
またまた、くらりと眩暈がする僕の肩を、桃井がそっと支えた。
「また倒れないでくれよ?」
「誰のせいだと?」
「オレのせい」
桃井は、僕の瞳を覗き込んだ。
僕は唇を尖らせながら
「お前が、回りくどいことするから…こんな、まどっろっこしい事態になるんだ」