僕と君との境界線【BL】
僕の意思とは無関係に、体温は上昇する。

桃井の腕が…熱い。



「史高…、今日、起きてたろ?」


「う…」


桃井は、にやりと意地悪そうに笑う。

――…こいつ。

僕が寝たふりをしていたとわかってて…!



「ひ…、卑怯だぞ…」


「卑怯でもなんでも、どうとでも…」



桃井が僕の頬に両手を添える。

鼻と鼻とがこすれあい、僕は、桃井の瞳から目が離せなかった。



「史高…好きだよ…」



桃井の唇が、僕の唇に――重なる…寸前で



「い…ちょっ、待て!」



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