僕と君との境界線【BL】
ベッドから降りようと、僕は布団をめくろうとした。


しかし―…。


「…何…?」


桃井が、それよりも先に、僕の腕を掴んだ。

僕はいぶかしげに、桃井を見る。



ふと、保健室での出来事を思い出した。

寝ている僕に、桃井がキスをした事をだ…。



「史高、何を考えてる?」


「べ…別に、なんも」


桃井は目を細めた。


ドギマギと、視線を泳がせる僕の顎を、桃井は掴む。




「何を――…、考えてた?」


「だ、だから、何にも考えてないし!」


「ふーん…顔が赤いのは気のせいか…」


「も…桃井…、離せよ…」




< 113 / 117 >

この作品をシェア

pagetop