狼さんの好きな人
モジャ男の香りでも、お兄ちゃんの香りでもない…
花のように甘くて優しい香水の香り。
凄く落ちつく…
あれ?
直也さんって、こんな香りしてたっけ?
「…………。」
「今のひよりちゃんの顔見てると、俺がホントに辛い。潔く泣きなよ。それも、ひよりちゃんが前に言った言葉だよ?」
…………。
この優しい香りに、直也さんの優しい口調。
思わず、甘えてしまいそうになる。
ここで泣いたら…
直也さんに、何もかも話したら…
少しは、楽になれるのかな?
モジャ男と前のように話せるかな?
「あの…」
そう言いかけてやめた。
『直也は、お前のことが好きなんだから。』
モジャ男が、前に言った言葉を思い出したから。
直也さんに、きちんとした告白をされたわけじゃない。
だけど、もし私のことを好きだとしたら…?
私は、モジャ男のことが好き。
直也さんを、友達として好きだけど異性として好きになることはない。
それなのに、甘えてしまったら…?
自意識過剰かもしれないけど、もしかしたら私が直也さんのことを好きだと勘違いさせて傷つけてしまうかもしれない。
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花のように甘くて優しい香水の香り。
凄く落ちつく…
あれ?
直也さんって、こんな香りしてたっけ?
「…………。」
「今のひよりちゃんの顔見てると、俺がホントに辛い。潔く泣きなよ。それも、ひよりちゃんが前に言った言葉だよ?」
…………。
この優しい香りに、直也さんの優しい口調。
思わず、甘えてしまいそうになる。
ここで泣いたら…
直也さんに、何もかも話したら…
少しは、楽になれるのかな?
モジャ男と前のように話せるかな?
「あの…」
そう言いかけてやめた。
『直也は、お前のことが好きなんだから。』
モジャ男が、前に言った言葉を思い出したから。
直也さんに、きちんとした告白をされたわけじゃない。
だけど、もし私のことを好きだとしたら…?
私は、モジャ男のことが好き。
直也さんを、友達として好きだけど異性として好きになることはない。
それなのに、甘えてしまったら…?
自意識過剰かもしれないけど、もしかしたら私が直也さんのことを好きだと勘違いさせて傷つけてしまうかもしれない。
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