狼さんの好きな人
「どうして?」


………はぃ?


「どうしてって…」


「俺じゃダメなのか?他に好きなヤツがいるのか?」


長い前髪の隙間からモジャ男の目が見えた。 


捨てられた子犬のような目…


どうして、そんな目をするんだ!!


モジャ男!!


「他に好きな人なんていません。ただ…」


「ただ?」


「私、初めてだし…怖いというか…まだ枢のことよく知らないし…」


「ぷっ。あははッ…」


………。


私、笑われること言った?


言ってないよね?


くッ!!!!


もっさりモジャ男め!!


「もぅ!!人が真剣に答えているのに!!」


「悪い。お前、正直なヤツだな。ひよりがいいって言ってくれるまで待つから。だから…」


「だから?」


「一緒に風呂に入って寝るくらいいいだろ?」


「よくありません!!一緒にお風呂に入る時点でエッチなことじゃないですか!!」


「別にヤルって言ってるわけじゃねぇだろ。風呂くらい一緒に入らせろ。お前の裸を見たいんだよ。」


なッ…


「何、言ってるんですか!!!!!!」


ド変態モジャ男がぁぁぁ!!!!


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