狼さんの好きな人
「じゃあ、今からびっくりドンキーに行くか。」


「え…?でも、部活で疲れているんじゃないですか?」


「大丈夫だ。」


「でも…」


「でもじゃねぇの。俺んちに泊まりに来ないんだろ?だったら、びっくりドンキーに行くしかひよりと一緒に過ごせねぇじゃん。」


………。


「そんなに私と一緒にいたいんですか?」


「うん、いたい。一分、一秒でも長くひよりと一緒にいたい。」


男の人に、面と向かってそんなこと言われたことがないわけで…


心臓が、一気にバクバクと動き始めた。


もう…


倒れそう…


「枢…」


「ん?」


「倒れそうです…」


「は?」


「私、そんなこと言われたことないから…。ドキドキして…」


「ひより、俺のこともっと好きになった?」


「へッ?好き?そんなこと考える余裕すらありませんよ。死ぬ…」


「お前、少しは考えろよ…。」


モジャ男は、そう言うとまた私をギュッと抱き締めた。


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