COOLな彼女×HOTな彼氏
バスタオルの上に
置かれた黒のスウェット。
その上にコンビニ袋が乗ってある。
ガサガサ
「下着じゃん…
マジでありえないし。」
おかしくて笑ってしまった。
一人で笑うとか気持ち悪すぎじゃん!
こんなの買いに行って
恥ずかしくなかったのかよ!?
つかサイズわかんの?
袋を開けて下着をつける。
げっ…。
マジありえないし…
むかつくぐらいピッタリなんだけど。
用意してくれたスウェットを着て、髪の毛を拭きながらリビングに行く。
ガチャ
「朝田さ…」
ん?良いにおいがする。
キッチンを覗くと
朝田さんが料理をしてる。
はっ!?
こいつ料理もできんの!?
ポケーッと朝田さんを見ていると、視線を感じたみたいで目が合った。
「あ、上がった?もう飯できるからそこら辺座っといて?」
「はーい…」
言われるがままテーブルの方へ向かう。
あっ!
お礼ぐらい言わなきゃ。
バッと振り向いて
スウェットの裾を引っ張りながら
「これっ…!ありがと。」
「ん?…あぁ(笑)
てか下着ごめん。サイズもわかんねーし」
お皿に料理を盛りながら答える朝田さん。
「嫌なくらいピッタリだったんですけど」
「えっ?!マジ?わー俺天才じゃーん♪」
朝田さんは笑って、作りたてのオムライスを持ってきた。