COOLな彼女×HOTな彼氏


椅子に座り手を合わせる。

「いただきます。」

パクっ

朝田さんはスプーンを握りしめて、わたしの顔色を伺っている。

視線が感じる。
てか食べにくいし。

「…食べにくいですよ。」

「上手い?」

無視かよ!(笑)

「…美味しいです。」


フツーに美味しい。
こんな美味しいの食べたことないし。
あたしより上手い気がする。

てか…

「料理…できるんですね」

「なんだよその言い方(笑)
一人暮らしだし、それくらいできて当たり前♪」

得意気に朝田さんはオムライスを食べ始めた。

「ふーん…」

そう答えて再びオムライスを頬張り始める。

「若菜今いくつ?」

オムライスを食べながら聞いてきた。

淡々とわたしは答えた。

「じゅーろく。」

「えっ!ゴホッゴホッ!!」

「ちょ!大丈夫?!」

朝田さんは、びっくりしてむせてしまった。

動揺を隠せないような朝田さん。

「16!?俺と8歳も違うし!」

8歳?てことは…

「朝田さん24?」

「うん、オッサンだよ」

「いやまだ大丈夫っしょ」

フォローのつもりで言ったんだけど

「まだってなんだよ(笑)まだって!」

できてなかったみたい。

「あはは(笑)」

なんかバカみたいなんだけど。笑

「………………」


???

急に静かになったから、パッと朝田さんを見るとキョトンとした顔をしていた。




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