私のSweets Boy 2

「・・・のせー、おーい、一ノ瀬ー?」


はっ!・・・


「あっ! はいっ!!」


名前を呼ばれたのに、気付かなかった


「大丈夫かぁー? これからチラシ配りにいくぞぉー」


部室でタバコを加えながら、


東野先輩が、私に向かって言った。


「あ、はいっ!」


机の上のサークル勧誘のチラシの束を持ち、


何人かの部員と一緒に部屋を出た。


「おーい、一ノ瀬ぇ、オマエ、ホントに、大丈夫かぁ?
このごろ、元気ねぇじゃねぇかー」


後ろから、先輩がポンポンと軽く頭を叩く。


「大丈夫ですよー、ただの寝不足です
さぁ、たっくさん配りますよぉっ」


「・・・ふーん、そうか・・・
よっしゃ、今年は、30人くらい
ドカっと、入れるぞぉっ!」


そ、そんなに入らないと思うケド・・・


他のみんなと、顔を合わせ、苦笑いした。





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