フォトグラフ




あの頃の俺たちはまだ何も知らなくて良かったのに…。



ただ俺たちが存在(い)るだけで世界は成り立っていた。



なんでなんだろう、アイツと簡単に話せなくなったのは…。



いつまでだっただろう、周りを気にせずアイツに触れられていたのは…。



いつからだっただろう、俺とアイツに出来た溝が埋まらなくなってしまったのは…。



そうこの時から俺達ね間に出来た亀裂はどんどん開いていった。



そう、埋められないぐらいの溝へ。







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