花言葉


「終わったわよ。」


目を開けてびっくりした。
自分が自分じゃないくらい綺麗にみえた。


「かわいく仕上がったわ♪」


メイクさんはとても楽しそうに見える。


「自分に見えないくらい綺麗に仕上げてくれてありがとうございます!」


「撫子ちゃんがかわいいからよ。」


「あの・・・衣装に着替える前にメイクしちゃってよかったんですか?」


今ごろになってハッと気づいたあたし。
バカだなー。


今から着替えたらこのメイクが崩れちゃうかもしれない・・・


もったいないなー・・・
綺麗にやってもらったのにまたメイクなんて。


「? 聞いてなかったの? 今日は私服で撮影よ?」


「し、私服!? なんでですか!?」


「そのコのセンスの良さをみたいからって・・・」


翼唆ぁー!!!! 絶対知ってて教えなかったな!!!


メイクさんに一礼してその部屋をあとにした。


部屋をでてすぐ、あたしに恥をかかせようとしている張本人を発見した。


「ちょっとぉー!!! 翼唆っ!!!」


「あ?」


「なんで私服って教えてくれなかったの!?」
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