星屑マリー
教室に戻ってきた智喜はすごく上機嫌。
俺は自分が今日フラれた事を忘れていた。
辛い思い出を水に流してくれる友達…
最高だなぁ…
「ちょっとあんた聞いてる!?」
あぁ…、俺、今なら恋愛より友情とるかも。
「ばか白馬!」
さっきからうるさい声がするが、無視無視。
俺、なんでこんなに幸せなんだろう。
「先生ー!渡辺くん話しを全く聞いていませーん!ノートも真っ白でーす!」
つけまつげが何かチクってるぜ…
渡辺くん…
「…わっ渡辺くん!?俺のことかよ!」
「まぁ、いつもの事だ。面倒見てやってくれ」
もう、最悪~!!
パッと見ると、天川と目が合った。
な、なんだろう…