小野先生とアタシ

アタシはいいようもない緊張感に襲われる。


するとアタシの表情からその気持ちを察したのか先生が言った。

「…いや、気分を害させて悪かったな…。
来たばっかりで悪いが今日はちょっと先に帰らせてもらう…」



そして先生はボーイさんを呼んだ。


「先生?」

アタシがそう言いかけたとき先生が言った。



「…すまない、用事を思い出したんだ」


ウソ。

一瞬でわかった。

でもどうしてウソを?


何か言わなければ…。

でも…何も言葉が出てこない。


やがてボーイさんがやってきて先生はなにか話をして

それから
席を立ち上がった。



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