小野先生とアタシ

そのせいなのか先生を傷つけたせいなのか涙がこぼれてきた。


うっ…。

拭っても拭っても涙がこぼれる。



帰ろう…。
帰るところは先生のところしかないけど…。


走るスピードを落として歩く。

片方だけヒールなのでバランスがとり難く足をひきずるようにして駅へ向かう。




駅の構内は明るくて昼間のようだ。

アタシは財布を取り出して切符を買おうと。

あ…あれ…。

財布…。

ない…。

なんで…?


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