小野先生とアタシ
アタシはさっき先生が触れようとした自分の髪に手を当てる。
心配してくれたんだ…。
嬉しい。
すごく。
そして先生の方を見るとちょうど先生は車から出てきたところで
手元を見るとアタシのヒールがあった。
戻ってきた先生は言った。
「早く、履きなさい」
なんか…シンデレラを迎えに来た王子様みたい。
そう思ったらつい笑顔になる。
先生はそんなアタシを見て不思議そうに聞く。
「どうしたんだ?」
…聞かれたけどシンデレラみたいだからなんて恥ずかしくて言えなくて、
それに言ったら先生が怒りそうだから聞えないフリして笑い続けた。