小野先生とアタシ
少しして先生の携帯が鳴った。
「ちょっと…待ってなさい」
そう言って先生は電話に出る。
なんだろう、
なんだか事務的な話をしてる。
そして先生は電話を切ったあとアタシに言った。
「キミの財布はさっきの店に忘れものとして預かられている。
今からじゃ店も閉店してもう間に合わないないだろうから…。
明日にでも行きなさい」
アタシは目が点になる。
へ?
店に…忘れて…きた…って?
「全く…キミってコは…」
そう左右に首を振りながら呆れて
言う先生にアタシは情けなく
「…スイマセン」
そう謝るだけだった。